
朝、目が覚めると雪が舞っていた。
その時点でかなり出かける気がそがれた僕。
しかし今日は本社の新しいパソコンの設定のため出社しなければならない。
うざいな。
どうしよう。
仕方がないので僕は押入れから彼を出す。

彼の鼻をおもむろに押す僕。
するとあら不思議、僕にそっくりのコピーの出来上がりである。
まぁやっぱり本物のほうがカッコいいけど…
というわけで今日の任務は任せたよ。僕の代わりに頑張ってくれたまえ。
しばしの沈黙の後、彼は窓の外にさっと目をやり、
雪降ってんジャン!そういう時だけ呼ぶんじゃね~よ!
と捨て台詞を残し、再び押入れに篭ってしまった。
精巧なコピーは性格まで似るらしい…
仕方がないので出かけようとすると、後ろから突然鈍器のような物で殴られた。
薄れいく意識の中で僕が見たのは、アンパンマンピコピコハンマーを持ったコピーロボットが冷酷な微笑を浮かべている姿だった。
…そうか罠だったのか…
ガク
「…という夢を見ていたら遅刻しました、ボス。すみません」
ボス:「そんな便利なコピーロボットがいるなら、給料も1/2でいいな」
社会人なると遅刻しても怒られはしないが、それはサラリーに正確に反映される。
それが資本主義なのだろう。